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私は内見するときや物件購入後、必ず設備やライフラインに異常が無いかを確認するようにしています。
なぜなら入居後に修繕が必要になった場合入居者様に多大な迷惑をかけてしまうだけでなく、ライフラインや設備は修繕費が高額だからです。
ですが購入前の内見時にライフラインの状態を確認させてもらえる物件は多くはありません。実際に私が購入予定の物件の内見をした際も、ライフラインを繋いでもらえる物件はほとんどありませんでした。そのため現地で目視のみの確認であったり、仲介様から口頭で「売主様から設備の不具合について聞いていないか?」を確認するだけの形になってしまうことが多かったです。
しかし、もし設備が壊れている場合、高額な出費になってしまいます。例えば、浄化槽が破損していれば、修繕に10万円以上、下水への接続に30万円以上という高額な費用がかかってしまいます。なので内見時に確認できなかった場合は、購入後必ず開通しライフラインや設備の状態をチェックするようにしています。
チェックすることで下記のようにリスクに備えておくことができます。
このように事前に調べることで万が一の備えになるのでチェックが必要です。
もし、入居してからライフラインや設備に不具合が見つかった場合、その修繕中は入居者様がお風呂に入れなかったり、電気をつけることができなかったり、ガスを使って自炊することができなかったりと、たくさんの苦労を掛けてしまうことにもなりかねません。
せっかく数ある物件の中から自分の物件を選んでいただけたのに、入居してからライフラインや設備のトラブルが見つかってしまうと入居者様に多大な迷惑をかけてしまいます。さらに、入居者様が生活している空間に業者の方が出入りをすることで快適に過ごせなくなってしまっては、入居者様から不信感を抱かれ退去につながる可能性も出てきます。
一度退去されてしまうと、客づけ業者様への広告料や現状回復費、空室期間による機会損失など多額の損失が出てしまいます。そのため早期退去に繋がらないようにする為にも先に防げるリスクがあるなら、事前に防いでおき、居心地のいい空間を提供することが大切だと感じます。
どんな物件にチェックが必要かというと、長年空き家で、電気、ガス、水道を使用していなかった物件だと必ず開通して調べておいた方がいいと思います。理由は後述します。
反対につい最近まで居住されていた物件や、しっかりリフォームされている物件であれば、ライフラインや設備も使える状態だと考えられるので少し安心できます。ただし、確認をしなくてもいいというわけではありません。なぜなら売主様がライフラインや設備の故障に気づいていなかったり、知っていてもあえて話さず売却しているという場合もあるからです。
そのため、空室期間の長短に関わらず、確認することが大切です。
開通することで下記のようなリスクを発見することができます。
水道…水が出なかったり、水漏れしている可能性
電気…配線トラブル、電球の球切れ
ガス…ガス漏れの可能性
設備…給湯器、浄化槽などの設備の故障
順番に見ていきます。
※ライフラインの開通には時間がかかるため、物件に向かう前に連絡を入れておきましょう。
開栓方法:水道局へ電話し、元栓を開けてもらう。
所要時間:即日開栓 立ち会いの有無:必要なし
不具合 :赤錆、漏水、味の変化など
まず、開栓したら水道メーターが回っていないか確認しましょう。その際、家中の蛇口を全て閉めるのを忘れないようにしましょう。家中の蛇口を締めているのにメーターが回っているのならどこかで水が漏れている証拠です。開栓時に水道局員さんが報告して元栓を締めるなど対応してくれるので、それほど心配することはありません。
次に家の中の蛇口をひねって水が飲めることを確認しましょう。赤錆がでてもしばらく出し続けていれば止まります。ここで注意してほしいのは、赤水が出ていなくてもサビの味や匂いがしてしまう場合もあるということです。
このように無色透明でもサビの匂いや味がすると、住んでいる入居者の立場からするとものすごく萎えます…。料理どころか家でお茶やコーヒーを入れることも躊躇ってしまうだけでなく、健康面でも不安を抱えて生活に支障が出るので早期退去につながってしまいます。
私は自分が住めない物件は買わないをモットーに買い進めているので、入居者様に快適に住んでいただくためにも、物件を購入したら一度は口にして味を確かめることが大事だと思います。
開栓方法:電力会社に電話。ブレーカーを上げると繋がることも。
所要時間:即日開通 立ち会いの有無:必要なし
不具合:漏電、設備の故障など
電気メーターが外されていなければ、電気はすぐに開通することができます。
私は物件に向かうときに電話一本入れて「今日から使いたいです!」と伝えています。
電気を開通することで、部屋の細部までわかり、修繕箇所を把握しやすくなります。また、浄化槽のブロアー、エアコン、ウォシュレット、各部屋の照明の稼働なども確認しておきましょう。
開栓方法:ガス会社へ電話し元栓を開けてもらう。
所要時間:日程調整必要 立ち会いの有無:あり
不具合:ガス漏れ、給湯器の確認など
ガスの開栓は資格が必要です。必ずガス会社様に依頼してください。ガス開栓時にガス漏れチェッカーで漏れていないか確認してくれるので、特に心配は入りません。
このように開通しなければわからない事もあるので必ず開通させた方がいいと思います。
実際に私の三号戸建ては、ライフラインを開通させたことによって、給湯器の故障や、キッチンの水栓の不具合に気づくことができました。見た感じ問題なさそうに見えてもどんなリスクが潜んでいるのかわかりません。
また、リフォーム期間中にだけライフラインを開通させても、そこまで高額な金額はかかりません。
私の場合、水道電気ガス含めても、5千円/月あれば十分という感じです。
私がいままで購入してきた物件はどれも一年以上の空き家期間がありました。実際に私の2号戸建ては8年間空き家だったのですが、その物件の浄化槽は破損して中の水が空っぽになっていました。浄化槽業者様によれば、割れた原因は水が入っていなかったことによる土圧が原因だったようです。
しかし、内見時に浄化槽の中の確認を怠ったので物件を購入するまで気づくことができませんでした…
浄化槽業者の方にお話をお聞きしたところ、修繕するなら10万以上、下水化にするなら最低でも50万はかかるというようにざっくり説明をしていただきました。
50万はかなり高額だ…と落ち込んでいた時に知り合いの大工さんに相談したところ「うちで30万で下水化してあげるよ!」と言っていただけました。なんとその大工さんは水回りの工事もできる設備屋さんだったのです。そして無事、下水化することができました。
ただ、下水化のためには市に申請を提出したりしなければいけないため、その申請に1ヶ月ほど時間を要するそうです。
もし、このことに気づかずに入居させてしまっていたらと考えるとゾッとします。本当に入居する前に気づけてよかったです。
また別の物件でも水道を開通したことにより給湯器からの水漏れの不具合を発見することもできました。
今回の場合、どちらも内見時に確認させていただくことができなかったので仕方がないのですが、売買担当者様に説明すれば開通して確認できる場合もあります。
内見時にライフラインや設備の状態がわかれば一つの指値材料にもなるので確認は改めて大切だなと思いました。
3ヶ月くらいライフラインを開通させても水道光熱費は1万円掛からず済むと思います。ほんのわずかなお金を出し惜しんでも、入居者様の満足度は上がりません。
早期退去につながらないよう、内見時や物件購入後には必ず確認するようにしてみてください。
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