内覧前TELでの指値交渉術
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TEL指し系大家あご(@ago_ooya)です。私は物件の内見前に仲介様へ電話でヒアリングと指値交渉を行うスタイルで戸建てを買い進めてきましたが、最初の頃は言葉遣いで仲介様からたくさんのご指摘を受けました…。この記事では、その失敗経験も踏まえて「初めての問い合わせ電話で嫌われるNGワードと言い換え例」をまとめます。
不動産投資を始めたばかりの戸建て投資家にとって、仲介会社の担当者に電話でコンタクトを取るのは大切な第一歩です。最初の電話での言葉遣いひとつで、担当者からの印象や信頼度が大きく変わる可能性があります。実は、何気なく使った一言が仲介担当者に不信感や不快感を与えてしまい、その後の物件紹介や交渉に悪影響を及ぼすこともあり得ます。逆に、丁寧で配慮ある言い回しができれば「この人となら気持ちよく取引できそうだ」と好印象を与え、ビジネスパートナーとして良好な関係を築くことにつながります。以下では、初心者が初電話でつい言ってしまいがちなNGワードと、その**改善例(言い換え表現)**を具体的に紹介します。それぞれ何が問題なのか、その理由と業界の視点からの解説も併せて述べますので、ぜひ参考にしてください。
初めての電話で避けたいNGワードと、その代わりに使いたい表現を順に見ていきましょう。NGフレーズごとに「なぜNGか」「どう言い換えるべきか(実際に電話口で使える例)」を解説します。不動産業界の慣習や心理も踏まえた理由を理解し、適切な言葉遣いで信頼を得ましょう。
NG理由: 物件の売出価格から大幅な値下げを当然のように要求する発言です。売主にも様々な事情や物件への想いがある中で、一方的に大幅値引きを求めるのは売主の事情を無視した行為と受け取られがちです。不動産取引では価格交渉(指値)はあり得るとはいえ、「自分が安く買いたいから」という理由だけで無理な指値を迫るのは、売主に非常に失礼であり仲介業者にも無礼に当たります。そのため担当者から「非常識な人だ」と思われ、最悪の場合は相手にされなくなってしまうリスクがあります。実際、不動産会社によっては「無茶な指値を当たり前のように言ってくる購入希望者にはお断りをした」という事例もあるほどです。
改善例: 「希望としては○○万円程度を考えているのですが、ご相談は可能でしょうか?」
例えばこのように、自分の希望額は伝えつつも「ご相談できますか?」と丁寧に尋ねる言い方がおすすめです。こうすることで、値下げを一方的に要求するのでなく交渉の余地を伺う表現になります。たとえば「現在の価格から多少お値引きしていただけますと助かるのですが、売主様に掛け合っていただくことは可能でしょうか?」といった形です。丁寧な言い回しであれば、売主や仲介担当者の事情も尊重している印象を与えます。理由: 不動産会社も売主から事情を聞いた上で交渉に当たっており、買主から一方的に「これくらい値下げできるでしょ?」と言われると売主の想いを軽視されたように感じてしまいます。丁寧に相談すれば、「この人のために条件を何とか調整できないか」と仲介担当者も前向きに動きやすくなるでしょう。
NG理由: 仲介会社の主要な収入源は仲介手数料であり、広告や人件費など物件を紹介・契約まで進めるために様々なコストをかけています。にもかかわらず、「手数料を安くして」と値引きを求めるのは、その唯一の収入源を軽視する発言であり、担当者にとっては正直「嫌だな…」というのが本音です。初対面でいきなり報酬カットを要求されれば、「このお客様は自分たちの苦労や仕事の価値を理解していない」と感じさせてしまい、不信感を抱かれます。場合によっては「そこまで手数料値引きを望むなら最初からそういう業者(手数料ディスカウントを謳う会社)に行ってください」と距離を置かれるケースもあるでしょう。
改善例: 「御社で購入した場合、仲介手数料はおいくらになりますでしょうか?」
仲介手数料については、初回の電話で値引きを持ち出すのは避け、まずは通常どの程度かかるのかを確認する程度に留めるのが得策です。例えば上記のように料金を尋ねるのは問題ありません。「念のため御社の仲介手数料率(○%)を教えていただけますか?」といった聞き方も丁寧でしょう。もしどうしても予算上厳しく手数料交渉が必要な場合でも、信頼関係を築いた後でタイミングを見て相談する方が現実的です。理由: 多くの不動産会社にとって仲介手数料は重要な収入源であり、それを頭ごなしに値切られると相手も人間ですから良い気持ちはしません。まずは誠意を持って取引に臨み、どうしてもという場合に「何とかご配慮いただくことはできないでしょうか」と下手に出てお願いする姿勢を見せる方が、交渉が受け入れられる可能性も高まります。
NG理由: 気に入った物件があっても「他に決める人がいたら仕方ない」といった発言は、購入に消極的である印象を与えてしまいます。仲介担当者からすると、「せっかく条件に合う物件を一生懸命探して提案したのに、本気で買う気がないのかな?」と感じてしまうのです。担当者は忙しい中時間を作って物件を案内したり様々な調整をしています。それにも関わらず最後にこうした消極的な一言を言われてしまうと、「これ以上このお客様のために頑張っても無駄かもしれない」とモチベーションが下がってしまうのが人情です。場合によっては、「この方は本気で購入する気がないのでは」と判断され、良い物件情報を優先的に回してもらえなくなる恐れもあります。
改善例: 「物件はとても気に入りましたので前向きに検討しています。ただ、決断前に家族と相談したいので、1週間ほどお時間をいただけますでしょうか。」
迷いがある場合でも、購入の意欲はしっかり伝えた上で、決断に必要な時間を丁寧にお願いすると良いでしょう。【改善NG3】例えば上記のように「気に入ったので前向きに検討したい」という意思を示しつつ、「○○したいので△日お時間をいただけますか」と理由を添えて期限を区切って伝えるのがポイントです。このように伝えれば、担当者も「本当に買う気はあるけれど慎重に進めたいのだな」と理解できます。理由: 期限を明示せずに「まあ他人に取られたらそれまででいいです」といったスタンスだと、担当者はこのお客様に時間を割いても成約に至らないかもしれないと不安になります。不動産会社もボランティアではないので、買う見込みが薄い相手に貴重な時間を割くのは避けたいのが本音です。一方、きちんと理由と期限を伝えれば、担当者も安心して待つことができ、あなたに対して「真剣に検討してくれている」という好印象を抱きます。
NG理由: 一見丁寧そうにも聞こえますが、「とりあえず資料だけ欲しい」という頼み方は、受け身で本気度が低い印象を与えかねません。担当者からすると「この人は資料集めが目的で、購入する気はまだ薄いのかな?」と感じることもあります。特に「とりあえず」という言葉には、「深く考えずに」「ひとまず」というニュアンスがあり、真剣度が伝わりにくいです。また、資料請求だけして肝心の検討や返答がないお客様も稀にいるため、資料を送っても無駄になってしまうのではという不安を相手に与えてしまう可能性もあります。結果として、あなたの優先度が下がり、良い物件情報を積極的に提供してもらえなくなる懸念があります。
改善例: 「差し支えなければ、物件の詳細資料をメールでお送りいただけますでしょうか。ぜひ拝見して検討したく存じます。」
資料をお願いする際は、上記のように丁寧な依頼と前向きな検討意思をセットで伝えると効果的です。「差し支えなければ」「お送りいただけますでしょうか」とクッション言葉や丁寧語を使い、一方的に要求するのでなく依頼する姿勢を示しましょう。また「ぜひ拝見して検討したいと思います」と付け加えることで、資料をもらった上で前向きに検討する意思が伝わります。理由: 単に資料を要求するだけでは「冷やかしかな?」と身構えられる恐れがあります。しかし、丁寧な言葉遣いと「検討したい」という前向きな意思表示があると、担当者も安心して資料提供に応じやすくなるでしょう。「検討します」と伝えることで、あなたが真剣に購入を考えている姿勢が示され、担当者との信頼関係構築にも役立ちます。
NG理由: 一見問題なさそうですが、「良い物件があれば教えて」という漠然とした依頼は担当者を困らせる場合があります。条件の提示がなく曖昧だと、担当者は何をもって「良い物件」と感じるか判断できません。希望条件がはっきりしていないお客様には提案しにくく、不動産会社としては対応が難しくなります。最悪の場合、「ノープランで問い合わせてきたな…」と内心あきれられたり、「知識がなさそうだから売れ残り物件を押し付けても気付かないかも」などと悪く勘ぐられてしまう可能性もゼロではありません。実際に、「希望条件が決まっていない人は不人気物件を押されてしまい、手数料稼ぎに利用されるリスクがある」という指摘もあります。せっかく問い合わせても、具体性に欠けると本当に欲しい物件情報にたどり着けないことにもなりかねません。
改善例: 「○○エリアで築20年以内の中古戸建てを探しております。予算は△△万円程度ですので、条件に合う物件がございましたらご紹介いただけますと幸いです。」
このように、エリア・価格帯・物件の種別や築年数など具体的な希望条件を伝えつつ紹介をお願いするのがベストです。条件を明確に伝えれば、担当者もあなたのニーズを把握しやすく、マッチする物件が出たとき真っ先に声をかけてもらえる可能性が高まります。「~していただけますと幸いです」「探しております」といった丁寧な表現により、低姿勢で協力をお願いするニュアンスも伝わります。理由: 不動産屋はプロとはいえエスパーではありませんから、あなたの希望を具体的に伝えないと適切な提案ができません。明確な条件を伝えることは、あなた自身のためでもあります。条件が定まっていれば物件探しもスムーズに進み、担当者から「この人は本気で探しているんだな」と信頼を得ることができます。結果として、優先的に新着物件を紹介してもらえるなどのメリットにもつながるでしょう。
NG理由: 謙虚に聞こえますが、「何もわからない」とまで言ってしまうと、担当者によっては不安を感じることがあります。全く知識がない相手だと、ローン審査や契約手続きでつまずいて取引がスムーズに進まないのでは?と心配になったり、最悪「本当に買えるのかな…」と疑念を持たれかねません。また、悪質な業者であれば無知につけ込まれるリスクもあります。実際、「全くの無知をさらす」のも良くないと指摘する声があります。何も知らないことを強調しすぎると、「この人に一から十まで教える手間がかかりそうだ」と敬遠されてしまう可能性もあるのです。
改善例: 「まだ勉強中で不慣れな点もあるかと思いますが、真剣に物件を探しております。ご助言などいただけますと幸いです。」
初心者であることを伝えるにしても、学ぶ意欲や真剣さを一緒に示す表現に変えてみましょう。上記のように「不慣れな点もありますが真剣に取り組んでいます」と言えば、熱意はあるが謙虚という好印象を与えられます。「ご助言いただけますと幸いです」という一文を添えれば、担当者の経験や知識を尊重して頼っていることが伝わります。理由: 不動産会社の担当者も人間ですので、「教えてもらうのが当たり前」という態度のお客様にはあまり親身になりたくないものです。一方で、「勉強中なのでぜひ色々と教えていただきたい」という謙虚で前向きな姿勢であれば、「この人の力になってあげよう」という気持ちが芽生えます。業界慣習としても、基本的な知識は事前に学んでくる熱意のある投資家の方が歓迎されます。「初心者だからわからない」で話を終わらせず、「学ぶつもりはあるので力を貸してほしい」という姿勢を見せることが大切です。
NG理由: 一方で、初心者が知識をひけらかそうとするのも逆効果です。不動産業者からすると、必要以上に専門用語を使ったり「自分は詳しい」とアピールする人は扱いにくい場合があります。「不動産知識を延々と自慢する人」は大抵嫌われるもので、本人は良かれと思っていても逆効果になりがちです。担当者はプロですから、こちらの知識誇示に対して内心「なんかこの人、面倒だな…」と感じたり、「本当に分かっているのかな?」と疑念を抱くこともあり得ます。実際、不動産屋に嫌われる行動の一つに「不動産に詳しいことを自慢してくる」が挙げられており、適度な謙虚さを欠くと印象を損ねるというのは業界あるあるです。
改善例: 「ある程度勉強はしておりますが、やはりプロのご意見も伺いながら検討したいと思っています。」
知識があることを示したい場合でも、上記のように謙虚さと相手への敬意を織り交ぜた言い方にしましょう。「多少の知識はあります」と匂わせつつ、「プロの意見も聞きたい」と付け加えることで、相手を立てつつ自分の下調べも伝えるバランスの良い表現になります。例えば「ネットなどで勉強はしていますが、御社のようなプロの目線でアドバイスをいただければ幸いです」という言い回しも効果的です。理由: このように言えば、担当者は「知識はある程度お持ちだが、ちゃんとこちらを頼ってくれている」と受け取ります。下手に知ったかぶりをするとミスを見逃す危険もありますし、何より相手のプライドを刺激しかねません。適度に知識を見せつつも相手をリスペクトする態度が、円滑なコミュニケーションと信頼関係構築には不可欠です。
NG理由: ビジネスの電話において、「もしもし、○○ですけど」といきなり用件を切り出すのは非常にカジュアルで無作法な印象を与えます。特に不動産取引のような高額商談では、礼儀正しさが信頼に直結します。友人に電話するのではないので、「もしもし」はビジネスシーンではNGとされています。また、自分の名乗り方や相手の呼び方にも注意が必要です。たとえば相手の会社を「おたく」呼ばわりしたり、「○○さんいます?」など砕けた言い方をすると、担当者は「この人はビジネスマナーがなっていない」と感じ、不快に思うでしょう。さらに、「客なんだからそれくらいしてよ」的な上から目線の態度(いわゆるお客様意識が強すぎる態度)も嫌われます。横柄な口調や命令調の言葉遣いは、担当者との関係を悪化させる一番の近道です。
改善例: (電話の冒頭で)「突然のお電話で失礼いたします。私、○○と申します。△△市の□□物件についてお問い合わせしたくお電話いたしました。」
初めて電話をかける際は、上記のように丁寧な挨拶と自己紹介、そして用件の簡潔な説明を心がけましょう。まず「突然のお電話で失礼いたします」と一言添えることで、いきなり電話した非礼を詫びる丁寧な印象を与えます。続けて自分の名前をフルネームで名乗り、「○○の件でお電話いたしました」と要件を伝えます。例えば「お忙しいところ恐れ入ります。私、○○と申します。御社のサイトで□□市の▲▲物件を拝見し、ご連絡いたしました」という形でも良いでしょう。理由: このようにビジネスマナーに則った話し方をすれば、担当者も安心して話を聞くことができます。逆にいきなりタメ口や馴れ馴れしい口調だと、それだけで「この人と取引して大丈夫だろうか…」と警戒されてしまいます。不動産会社の担当者も一人の人間ですから、礼儀正しく接してくれる相手には「きちんと対応しよう」という気持ちになりますし、失礼な相手には内心モチベーションが下がってしまうものです。最初の挨拶から丁寧さを心掛け、相手を「○○様」「御社」と敬う言葉遣いで通すことで、「信頼できる大人の投資家だ」という印象を与えることができます。
初めての仲介会社への電話で注意すべき言葉遣いと改善例を見てきました。大切なのは、一方的に自分の要求を押し付けたり馴れ馴れしい態度をとるのではなく、相手の立場や気持ちを尊重したコミュニケーションを取ることです。不動産取引はお互いがビジネスパートナーとして信頼関係を築くことが成功の鍵となります。丁寧で配慮ある言い回しをすることで、仲介担当者も「この方になら安心して物件を紹介できる」と感じ、結果的にあなたに有利な情報や交渉も引き出しやすくなるでしょう。
実際、「お互いがwin-winの関係であることを意識してほしい」「『ありがとう』『お手数おかけします』と言ってくれる投資家とは長く付き合いたい」というのが多くの不動産会社の本音です。担当者に対しても感謝やねぎらいの言葉を忘れず、誠実に対応すれば、相手も人間ですから「この人のために頑張ろう」と思ってくれるものです。ぜひ今回紹介したNGワードと改善例を参考に、電話口での印象アップと信頼獲得に役立ててください。丁寧な言葉遣いと心遣いで良好な関係を築き、今後の不動産投資を有利に進めましょう。
「電話で何をどの順番で聞けば、失礼なく物件情報と指値の余地を引き出せるのか」を知りたい方は、私が実際に使っている会話マニュアル内覧前TELでの指値交渉術をご覧ください。
この記事を書いたTEL指し系大家 あごです。
愛知県在住で、2019年から不動産投資をスタートしました。このサイトは、これから不動産投資を始める方と同じ目線で悩みを解決していくために立ち上げたものです。
私の強みは物件の内覧前に行う電話での指値交渉で、例えば評価額1,000万円の土地を100万円で購入したり、名古屋の某地下鉄駅近くの戸建てを100万円で取得するなど大幅な値引き交渉に成功してきました。しかし、その裏では数多くの物件を精査し、失敗や試行錯誤を経て学んできました。
こうした経験から培った交渉ノウハウは、有料note『内覧前TELでの指値交渉術〜ヒアリングの具体例・流れ〜』にてマニュアル化し公開しています。おかげさまで累計500件以上のスキ・70件超のレビューをいただいている高評価のコンテンツです。インフルエンサーの三崎優太さん(元青汁王子)やクロネコ屋さん、ひとりでできるマンさんなどからもご愛読いただいています。
不動産投資を始めたばかりで交渉に自信がない方は、ぜひ一度チェックしてみてください。
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