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再建築不可物件には下記のようなデメリットがあります。
このような理由から初心者向きではないと言われています。
では本当に購入しない方がいいのか?を順番に見ていきたいと思います。
再建築不可の物件だと銀行から評価がされなかったり、評価が低かったりするようです。
この記事によれば、再建築不可の物件を保有しているからといって信用毀損してしまう、というようなことはなさそうです。ただ、物件のもつ価値以上に借入をしている場合、信用毀損になるそうなので注意が必要です。
再建築不可物件の場合、駐車場がなかったり、前面道路が狭く車両が入れない場合があります。
その場合には下記のような理由で修繕費が高額になりかねません。
実際、私も車の乗り入れができない物件の修繕見積もりを取ったことがあるのですが、通常の倍ぐらいの金額の見積もりになってしまいました。
そのため、このようなリスクも踏まえた上で修繕費を見積もり、買い付けを入れる必要があると思います。
前面道路が狭く、車両が入り込めない場合、工事作業用や、入居者様のために近隣に駐車場を確保する必要が出てきます。
駐車場をあらかじめ確保しておけば入居者様が月極を探す手間が省けます。もし、繁忙期に近くの駐車場が埋まってしまっていたらそれだけで客付ができなくなってしまうかもしれないので、私は事前に確保する方がいいと思います。
下記の理由から買い手がなかなか見つかりません。
このような理由から実需の方への売却が難しいかもしれません。そのため売却する際は投資家への売却になるのかな…と思います。
投資家の方々に購入していただけるように利回りを上げて販売するなど条件を設定することで、出口を確保できると私は思います。
ただ、入居付けしやすい立地で安く購入してしまえば、家賃もしっかり入ってくるので売却せずに保有しておいた方がいいのではないでしょうか。
再建築できないことに関しては次のように考えています。
再建築できるように広い道路に接するまで隣の土地を買い進めていけば再建築できるようになります。しかし、この方法は何十年もかかってしまうだけでなく、売ってもらえない可能性もあるのです。
そのため、ずっと保有していても賃貸需要の無くならないような立地で購入するべきだと考えています。
修繕に関しては、大規模な修繕となる場合や、延床面積を10㎡以上増加させる場合は建築確認申請が必要なようです。
リフォームに最も関係するのが、大規模修繕についてです。
修繕というのは、経年劣化した建物の一部を現状と同様の材質や形状、寸法で原状回復させることをいいます。
その中で、主要構造部とされる柱や屋根、壁、床、階段などの一種以上を修繕する際に、その範囲が2分の1を超える場合は大規模修繕になるので、申請が必要となります。
https://www.nissho-r.com/column/再建築不可物件のリフォームはどの程度まで可能/
この範囲であれば、建築確認申請などの届出を出さずにリフォームが可能なので、再建築不可の物件でも修繕、修繕で直して使っていくことができます。
始めたばかりの方は、まだ業者様の知り合いなどもいないことから避けた方が無難かもしれません。
しかし、DIYで行うことで修繕費を抑えることができるので、そういった場合は検討対象に入ると思います。
また、建物の状態も立地もよく、知り合いの業者様に安く工事をしていただける、採算が合うなどの条件が揃っていれば購入しても問題ないのではないか…と私は考えます。
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